「絵が下手」という理由で、WEBデザイナーという職業を選択肢から外していませんか？WEBデザイナーに漠然としたイメージがあっても、具体的にどのようなスキルが求められているのか理解されていない方も多いかもしれません。この記事ではWEBデザイナーになるための必要スキルや、成功するためのスキル・資格について詳しく解説します。
絵が下手な人でもWEBデザイナーになれる！
WEBデザイナーは、WEBサイトのデザインを担当する職業です。WEBサイトを通じて主張や考え方を視覚的魅力や機能性をもたせて表現し、ユーザーに感動や理解を提供する仕事です。デザインは、一貫性があり、情報をわかりやすく伝えることが重要で、目的に適した形や構造を選択・組み合わせたり、繊細かつ効果的に配置したりすることで実現します。
つまり、絵を描くことはWEBデザイナーに求められる仕事ではありません。そのため、絵が下手だからといって、WEBデザイナーになる道が閉ざされることはありません。WEBデザインにイラストが必要な場合は「いらすとや」などに代表されるフリー素材を活用することで代用可能です。
もちろん絵を描くスキルがあれば、その分WEBデザイナーとしての価値は高まりますが、WEBデザインにおいて絵心が問われることは少なく、むしろ他のスキルがより重要です。
絵が下手でもWEBデザイナーとして成功するために必要なスキル
WEBデザイナーとして成功するためには、絵心よりもデザインコンセプトの理解やクライアントの要望に応える能力が重視されます。
そのためにはデザインの基礎知識はもちろん、クリエイティブなアイデアを形にする力としてコーディングやデザインソフトの操作スキル、クライアントや開発者との円滑なコミュニケーションスキル、WEBデザインに関する最新トレンドに対する鋭いアンテナなどがWEBデザイナーとしての成功に貢献します。
HTML/CSSの基礎知識
WEBサイトのデザインはHTML/CSSによるコーディングで実装します。職場環境によってはコーディングのみを担当する専門職、コーダーがいる場合もありますが、その場合でもHTML/CSSの基礎知識があれば、具体的なデザインの実装や表示方法に対する理解が深まり、コーダーとのコミュニケーションがスムーズになります。コーディングスキルが高いと、クリエイティブで柔軟なデザインが可能になり、ユーザビリティの高いサイトを生み出せるという利点があります。
デザインソフトウェアの操作スキル
WEBデザイナーが使用するデザインソフトウェアの定番といえば、Adobe Photoshopです。画像編集ソフトで、イメージの明るさ・色合い補正、切り抜き加工に使用します。WEBページを構成するコンテンツやバナーなどのデザイン調整、画像出力形式の変換など、さまざまな機能が実装されています。すべての機能を使いこなす必要はありませんが、基本的な操作法の習得は必須となるでしょう。
コミュニケーションスキル
WEBデザイナーだけに限定したことではりませんが、どの現場でもコミュニケーションスキルは重要です。デザイン制作においては、クライアントが描くイメージやコンセプトを丁寧なヒヤリングで正しく読み取る必要があります。また、チームで作業する場合には、コミュニケーションがうまく取れないと制作物の品質が低下したり、進捗が遅れたりといったデメリットも発生します。
新しい情報を吸収する姿勢
WEBは多様な情報発信とコミュニケーションの場として、大きな魅力をもっています。世界中の人々にアクセス可能であり、情報を迅速に拡散できる強力なメディアです。人が集まる場だからこそ新しい技術の開発・導入スピードも速く、デザイントレンドの移り変わりも急速です。
WEBデザイナーとして成功するためには、常に新しい情報をキャッチし、デザイナーとしての価値を高める姿勢が大切です。成長意欲があれば、デザインソフトウェアやWEBブラウザの機能拡張に合わせてスキルを磨き、自身をアップデートし続けることが可能です。
ほかのWEBデザイナーと差別化するためのスキル
WEBデザイナーとして成功するためには、ほかのWEBデザイナーがもたないスキルや資格などで差別化を図ることが大切です。スキルでいえば、WordPressの構築、ECサイト構築、動画作成、JavaScriptやPHPなどのWEBコンテンツ開発に強みをもつプログラミングなどが挙げられます。
WEBデザイナーとして有効な資格にはウェブデザイン技能検定や、Webデザイナー検定などがあります。ウェブデザイン技能検定はWEBデザインにかかわる唯一の国家検定で、合格すればウェブデザイン技能士の肩書を得られます。Webデザイナー検定はWebの標準的知識を認定する試験で、合格すればサイト制作から運用・評価まで幅広い知識があることが証明されます。
まとめ
WEBデザイナーはWEBサイトのデザインを担当する職業です。クライアントの要望に寄り添い、レイアウトや配色を考え、コーディングして使いやすいWEBサイトを制作することが求められます。絵を描くことは基本的になく、代わりに素材を使用するため、絵が下手でも問題ありません。
WEBデザイナーに求められるのはデザインスキルであり、Photoshopやコーディング、コミュニケーションスキルが重要です。これらのスキルはWEBデザインスクールで学べます。
おすすめのWEBデザインスクール7選！
