WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの違いとは?

公開日:2024/04/15
WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの違いとは?

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーは、どちらもデザイナーという単語が付く職業であるため、似たような職種であると考えている方も多いでしょう。しかし、仕事内容や必要な資格に違いがあるため、違いを知っておくことが大切です。本記事では、WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの違いを解説します。

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの仕事内容の違い

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーの仕事は表面上似ているように見えますが、仕事内容は大きく異なります。WEBデザイナーの主な仕事は、ウェブサイトを作ることです。具体的には、ウェブサイトのデザインを考え、デザインがプログラマーやコーダーによってコーディングされ、最終的には動きのある、低解像度の画像を使用したウェブサイトが作成されます。

WEBデザインの特徴は、ページをスクロールできるため縦のサイズに制限がなく、自由にコンテンツを表示できる点です。自由度が高い分、紙媒体と比較してより複雑な作り込みが必要となり、WEBデザイナーの仕事は単に作品を作るのではなく、設計するに近いと言えます。

一方で、グラフィックデザイナーは主に広告やプロモーションツールなどの紙媒体をデザインします。たとえば、IllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使用し、企画からデザイン、レイアウト、編集、そして入稿データの制作に至るまで、一つの案件を長いスパンで手がけます。

グラフィックデザインでは、紙にインクを付けて制作しておくため、鮮やかな発色を実現するためには濃い色が必要となることも特徴です。また、紙の素材の縦のサイズに合わせてコンテンツを配置する必要があり、制限のあるなかでデザインを考えなければなりません。

このように、WEBデザイナーとグラフィックデザイナーは、使用するメディアの種類、デザインのプロセス、最終的に出来上がる作品に大きな違いがあるのです。

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーのスキルや資格の違い

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーは、それぞれ異なるスキルや知識が必要となる仕事です。たとえば、WEBデザイナーになるには、特定の資格は必須ではないものの、Web制作会社やWebサービスの企画・運営会社へ就職してWEBデザイナーとなるのが一般的な道であり、そこで実務経験を積むことが重要となります。

ただし、未経験者が採用されるケースは少なく、新卒採用でも大学の情報系学部、専門学校、または独学での基礎知識が求められます。とくに、デザインだけでなくプログラミングの知識も持っているWEBデザイナーは珍しく、就職や転職で有利になることもあります。

一方、グラフィックデザイナーになる際も特別な資格は必要ありませんが、広告代理店、広告制作会社、または企業の広報部や商品開発部へ就職しスキルを磨くのが一般的です。イラストレーターやフォトショップなどのグラフィック作成ソフトの使用方法を事前に学んでおくと、就職や転職で有利になりやすいです。

また、実務経験を積むことで、徐々に大きなプロジェクトを任されるようになります。ただ、資格が必要ないとはいえ、グラフィックデザイナーのなかには、AdobeやPhotoshop、Illustratorに関する資格やDTP関連の資格を取得する人も多いです。

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーのキャリアパスと専門性の違い

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーは、扱う媒体に大きな違いがあるため、キャリアパスや専門性も異なっています。グラフィックデザイナーは主に紙媒体を扱い、業界の平均的な年収は300万円から500万円が相場です。一方、WEBデザイナーはウェブ上でのデザインを主な仕事としており、平均年収は300万円から400万円程度となっています。

両者の仕事内容は、表面的なデザインという点が共通していますが、異なる職種として考えましょう。デザイナーになりたいと考えている方は、自分がどちらの分野で働きたいかをしっかり考え、それに応じたスキルを身につける必要があります。

また、最近では紙媒体の市場がウェブのニーズ拡大によって縮小傾向にあり、これに伴ってグラフィックデザイナーにもWEBデザインのスキルが求められるようになっています。このように、時代の変化により、デザイナーは常に新しい技術や媒体に適応する柔軟性が求められる職業です。

一方、インターネットやスマートフォンの普及により、今後もWEBデザインの仕事のニーズは増えていくことが予想されるため、WEBデザインのスキルや知識を習得しておくと、仕事がなくなるリスクを軽減できます。

まとめ

WEBデザイナーとグラフィックデザイナーは表面上似た職種ですが、仕事内容、必要なスキルや資格、キャリアパスに大きな違いがあります。WEBデザイナーはウェブサイトをデザインし、デジタル空間をデザインしていく仕事です。一方、グラフィックデザイナーは主に紙媒体のデザインを行う仕事です。

どちらの仕事も特別な資格は必要ありませんが、グラフィックデザイナーならAdobeやPhotoshop関連の資格を持っていると有利です。このようにさまざまな違いがあるため、デザイナーとしての道を選ぶ際、どちらの分野で働きたいかを考え、適したスキルを身につけることが重要です。

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